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2015年 11月 24日
2015.11.19.軽井沢史友会で中東の一神教についてお話しました。
軽井沢町の歴史愛好者が集まる史友会で、中東における一神教の歴史を、その発生から8世紀までの変遷について話し、その後ゾロアスター教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の比較を行いました。企画した時はまだ本業の予定が組まれる前でしたが、夏前から展示会の予定が集中し、私自身の事前の理解が不充分。その上に、当日は盛りだくさんの内容で、説明時間が圧倒的に不足。お聞きいただいた方々には、わかりにくく、ご迷惑をおかけしてしまいました。

今後、時間を見つけて、おいおい文章にまとめて見たいと思います。特に、現在混沌とする中東情勢を理解するためには、どうしても三つの一神教の根源的な理解が必須と思われます。まったく専門外の領域ですが、自分のためにも試みたいと思っています。まず、手始めに当日配った資料/宗教史と世界各地・日本の歴史対応/一神教比較/ を掲載します。細かくて見づらいと思いますが、メールをいただければ元のエクセルファイルを添付してお送りします。

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by maystorm-j | 2015-11-24 07:40 | 社会
2015年 11月 08日
福音館書店をご存知ですか?

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40年以上前、子育てが始まった頃から10年あまりの間、福音館書店から毎月送られてくる「母の友」と軽くて丈夫なペーパーバックの数々の童話を読んでいました。子供が童話を必要としなくなった後も、しばらく「母の友」は読み続けていました。最近、再び「母の友」といくつか子供向け月刊誌を定期購読し、急いで読んでから孫達に送っています。

http://www.fukuinkan.co.jp/


福音館書店のサイトをご覧いただければ解りますが、キリスト教系の歴史を持つ本屋でありながら、宗教色は感じられません。書かれている内容も、上からの説教臭さがまったくありません。しかも、不思議な事に、子供向けの月刊誌の多くが「理系」です。自然、生き物、人間・・・を丁寧に見ることを基点にしているようです。d0164519_06095285.jpgその一方で、単発の童話は、豊かな想像力の世界を作り上げています。感動的な名作より、どこにでもあって、いつまでも親しまれる楽しいお話作りを目指しているようです。


12月号の「母の友」は、特集「これからの平和のために、わたしたちにできること」と題されています。伊藤真、伊勢崎賢治、辛淑玉、中山千夏、堤未果など、リベラル系の雑誌などでおなじみの人も、児童書関係の方々も、子供を持つ世代の視座と言葉で語っています。


多くの市民運動が高齢化を嘆き、若い人を呼び寄せられないものかと模索しています。この夏は安保法制に反対し、都会では若い世代がそれぞれ独自の運動を始めました。しかし社会問題に限らず、田舎では世代間の交流が進んでいるようには見えません。年寄りは、若い人たちを何とか引き寄せ、説明(時には説教)しようとします。福音館の本を読んでいると、みんな子育て世代の方においで、子供の方にいらっしゃいと誘われているような気がしてきます。「年寄りの子ども返り」かもしれませんが、そこで語られる言葉はわかりやすく、リズミカルで心地よく感じます。

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4年前、信州宮本塾に参加した頃、放射能の問題を中心に、地元の市民運動には子供連れの親達が多く参加していました。当時、宮本塾の集まりでも、こどもを連れて参加しやすい方策を考えようと提案したことがありました。安保法制で一番に生き方を変えさせられる世代です。もう一度、それを考えてみる時かもしれません。企画内容も、映画上映や子育て世代が関心をもつテーマなどを取り入れて語り合う。外に出て自然や生き物と接するのもいかがでしょうか。年寄りにとっても、意外に心地良い時間になりそうです。時間とお金に余裕がある???世代が変わらなければ、歩み寄らなければと思います。


最後の写真は、異常に実をつけたイチイの枝。原因は知りませんが、パラパラと赤い実を散漫につけるイチイの生け垣の中に、時々このようにちょっと狂ったように実をつけている木を見かけます。ツルウメモドキとムラサキシキブとともに、2週間ほど前に南軽井沢で撮りました。その後なんどか霜が降りて、今はどんな様子でしょうか? ムラサキシキブの実はそのまま焼酎に漬けると、甘い香りがするきれいな琥珀色の酒になります。多少残念な気もしますが、紫色にはなりません。





by maystorm-j | 2015-11-08 06:36 | 暮らし
2015年 11月 02日
南軽井沢で旧黒斑山の崩壊跡を見る/見学会に参加して
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一週間あまり経ちましたが10月25日、南軽井沢地域で群馬大学早川由起夫さんの「明るく楽しい勉強会/南軽井沢を歩いて地形と馳走を見学する」という集いに参加しました。18号碓氷バイパスの南側は、南の山地から続く低い尾根2本と平らな地形で構成されています。浅間山の裾野とは間の湯川で断絶していると思われがちですが、23,000年あまり前に起きた黒斑山の崩壊はひじょうに規模が大きく、南軽井沢を埋め尽くしてから、佐久平駅の南まで一気にかけ下ったとされています。


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浅間山本体の左にある三角のピークの奥に現在残る黒斑山は、ピークの左側の斜面を右に延長した大きな火山で、推定2800mの高さ、山体は今の浅間山より少し左側にずれていたそうです。軽井沢の平らな地形は崩れた山が谷を埋めて、その後軽石や火山灰が降り積もって、さらに土壌も1~2m発達し、現在の状態になったということなのでしょう。軽井沢には千曲川の支流がありますが、標高1000mで中流域ですので、広大な平地や緩い斜面が扇状地や氾濫原と考えるのは無理がありそうです。もちろん、地層の断面を見れば、専門家にはすぐに解ることです。


最初の写真左は、18号バイパス南、鳥井原地区にある「流山」。火砕流と違い、山体崩壊ではところどころに、こんもりした小さな山が出来ます。小豪族の古墳かなと思う規模ですが、立ち上がりの角度は低く、形も様々です。佐久平駅の南側には流山がたくさん見られ、塚原(つかばら)という地名が残り、黒斑山崩壊の土石流は「塚原土石なだれ」と呼ばれています。左は流山によく見られる「赤岩」。大小いろいろですが、ごろんとした岩が赤いのが特徴です。流山も赤岩も古くから信仰の対象になっていることが多く、社や鳥居が建っているのが見られます。通常の噴火で噴石・軽石や灰が積もるのと違い、数分、十数分で麓に達して、逃げるのは困難。起きる確率は低いが、起きたら被害が大きい現象と言うことでした。予測も難しく、既に崩壊した黒斑山に近い高さにまで達している現在の浅間山(前掛山)が崩壊するのは、1万年後かもしれないし明日かもしれないと、覚悟が要ります。大規模な火砕流と較べると、前兆現象がなくても起きる可能性が高いようです。


さて、火山と共に生きるということの「共生原理」。知識と対策でリスクを減らせる現象もあれば、人智の及ばないこともあります。山体崩壊やカルデラ巨大噴火のリスクは、ある程度の確率で起き、その被害もある程度算定できるでしょう。流星が地表に達してそれで死ぬと言うような、想定すること自体があまり意味を持たない現象(あり得ないということではありません)とは異なります。10万年に一度の災害でも、予知できずにそれで死ぬ人が10万人いれば、想定しシミュレーションを行う意味があります。過去の崩壊跡や地形から判断して、そのような場所に住まないという選択もあります。もっと頻繁に起きる火砕流や中規模噴火に対して、科学的リスク評価と社会的要請との間で、行政はマネージメントを行うことになるのでしょう。その中で、さらに個人的なリスクマネージメントは、人それぞれの状況や価値観で異なるということもあります。


d0164519_04283592.jpgと納得したところで、いきなり食い気の話。とりあえず生きている限り食い気とは無縁でいられません。種類と場所にもよりますが、軽井沢のキノコとイノシシはまだ放射能が高いようです。上記の見学会参加者から、ムキタケとナメコをいただきました。軽井沢につく前に他で採ってきたものです。ムキタケはその形状が猛毒のツキヨタケに似ているので、あまりポピュラーなキノコではありません。短い石突きの部分を含むように襞にそって裂いてみると、断面が全体同じ色であることが判ります(左側中央の二つ)。ツキヨタケではそこに暗色の斑があります。念のために、暗いところで見ましたが、光ることはありませんでした。安心して食べると一段と美味しいものです。



by maystorm-j | 2015-11-02 05:12 | 自然