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2020年 02月 20日
軽井沢史友会通信 2020年2月号より  「ワカラナイとの出会い」


ワカラナイとの出会い  
         (新年会の話題の続き)      寺山光廣       
 外を歩いていても、講演を聞いていても、家で本を読んでいても、次から次へと湧いてくるワカラナイ事。ナンヤネン? ナンデヤネン? 未知との遭遇は、いたるところにあります。
 「人はどこからやって来るの?」「人はどこへ去っていくの?」「人って、世界ってなんなのだろうか?」
中期縄文土器の大胆なうねりを見ていると、どの時代でも、人はたえず疑問の渦の中にいることを感じます。ワカラナイをかかえて、見たり聞いたり調べたり。一つワカルとその向こうには三つ四つと新しくワカラナイ事が立ち上がります。ワカラナイをたくさん持っていることはとても豊かなことで、そんな事シッテイルゾと思う事こそ貧しいのではないでしょうか。
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(写真はGoogle「日本の陶器」出産土器 より)
 去年の暮れ、豊富な図と写真で宇宙の誕生としくみを解説した大判の本を読みました。ビッグバン、宇宙の膨張、空間の歪み、ブラックホールやダークマター。ワカラナイだらけです。読み終わって小4の孫に送りましたが、食らいついて読んでいると母親の報告。もちろん、理論をワカルはずがない。ワカラナイままに、何かを受け取っているのでしょう。
 史友会では古代史に触れる企画がいくつかありました。古事記をワカリヤスク解説した本や漫画はいくらでもあります。それらワカラセルための話や本から、「卑弥呼と邪馬台国」をはじめ、無限にある古代史の謎にどれだけ迫る事ができるでしょうか。昨年紹介しましたが、「発見・検証 日本の古代 シリーズ」全三巻KADOKAWA。多くの研究者が集ったシンポジウム(2015年)で、古代史がどこまでワカッタのか、今どこがワカラナイのか、長い時間をかけた講演と議論の記録です。もちろん、野次馬の私が謎を解き明かすことはできませんが、ワカラナイを共有する楽しさがあります。
 日本では人々が1日平均3時間以上テレビを見ているそうです。テレビの中でコメンテーターが、ワカラナイまま3分も考えこんでいたらどうなるでしょうか。視聴者は他のチャンネルに移って、スポンサーはカンカンに怒るでしょう。インスタントラーメンのようなもので、3分で理解できて、3分で結論が出るのがテレビの世界。人はワカラナイに耐えられなくなります。
 よくワカッテいる人は、誰にでもワカルように話す事ができる。以前は私もそんなものかと思っていました。では、誰にでもワカルように話せない人は、よくワカッテいない人? そうなのでしょうか? 世の中には誰にもワカラナイがたくさんあって、そのワカラナイを深める楽しさ。子供にもワカルように小さく丸められたお話は、子供にも飽きられてしまいそうです。



by maystorm-j | 2020-02-20 07:51 | このブログについて
2010年 05月 20日
スタートにあたって  2010年5月20日

 日々の出来事と、流れては消え行く報道。ちょっと立ち止まって、見なおす時間と場を持ちたいのですが・・・・・メイストーム・ジャーナル、始めます。

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                    寺山 光廣

by maystorm-j | 2010-05-20 04:58 | このブログについて