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2015年 07月 18日
浅間山 追分火砕流の上にいます
浅間山 追分火砕流の上にいます_d0164519_06014453.jpg

久しぶりのブログ記事です。本業と本読みに追われ、考える事や書きたい事がたくさんあっても、世の中の動きが速すぎてタイミングを失してきました。とりあえず、ちょっと寝ぼけた話題ですが。


いつも仕事場から見るぼやけた浅間山の写真ばかりですので、5kmほど西に車を走らせました。小噴火以来、ショボショボと噴煙が出ていますが、この日は台風のせいか風が強く、西風が上昇する浅間山の上には雲が湧きます。噴煙はほとんど見えません。浅間山頂の左が剣ヶ峰、右手前の小さな山が石尊山。900年前にその間を大規模な火砕流が流れ落ちて、厚さ8mほどの噴出物で裾野を埋め尽くしました。この写真を撮った場所はその「追分火砕流」のど真ん中。千年単位で一度の確率で起きる災害でしょうが、周期性はありませんので、この瞬間に起きても不思議ではありません。たぶん、その規模の災害が起きる前には連続した噴火などの前兆があるでしょう・・・と「希望」しています。仕事場の位置は、追分火砕流の東端上ですので、安心はできません。


のろのろ台風のせいでしょうか、梅雨前線は消えています。北海道にかかっている前線を梅雨前線とよんでいいのか判りません。大陸から流れてくる移動性低気圧なのでしょう。先週まで12度の朝がありました。早起きの人は今年の夏は寒いといいます。お寝坊さんは暑いと言っています。台風が通過したあと、どんな天気図になるのでしょうか。扇風機をガンガン回しながら仕事三昧。朝飯前の僅かな時間だけ、人間に戻っています。若い頃から、山は見るものではなく、歩くものと決めてきましたが、近年少々怪しくなってきました。ネットで見る最近の登山靴はカラフルだなあ、なんて思うだけの情けない状態が続いています。




by maystorm-j | 2015-07-18 06:58 | 自然


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