2014年 11月 17日
「弱肉強食と適者生存」?
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2週間ぶりにブログの更新です。11月に入って、気温は上がったり下がったり。今朝はマイナス4度前後で、夏の名残りの草花は終った感じがします。写真は数日前のものです。ミニトマトの花は、株全体がほとんど枯れて実る可能性は無くても、先端の方で何とか咲き続けていました。コスモスも、周囲の大きな株はみんな枯れて種をつけていますが、根本ので遅れた小さな株が、やっと2cmもない花を咲かせていました。色づいたカラマツ林に立つ枯れ木は、たぶん雷が落ちたのでしょう。隣にはその影響か、下枝が枯れ上がりてっぺんだけになったカラマツが生き残っています。左の木の方がちょっと高くて、雷の直撃を受けたのでしょう。大きく育って損してしまいました。

小さなコスモスはどうしてしぶとく生き残っていたのでしょうか? 上に常緑樹があって、霜を防いでいたから? そのぶん日当りが悪く、成長は遅かったでしょう。成長がゆっくりだった反面、凍結を防ぐ成分濃度が高くなったのでしょうか? あるいは、ほんの少しだけ遺伝形質の差があるのかもしれません。不適当な環境に適応する遺伝子を持っているとすると、「耐寒性のミニコスモス」ができるかも、なんて想像します。

「弱肉強食・適者生存」というダーウィニズムが当たり前のようになっていますが、強者であるはずの大型動物を見ていると、どことなくもろく、はかなさや無常感を感じさせます。生態系内では人間と競うせいかもしれませんが、多くの大型動物が絶滅を危惧されています。生きづらそうに見えます。捕食される側が繁栄していないと、彼らは生き残れません。自分の体重を増やすためには、すくなくともその10倍の餌を食べないと成長できないようです。

その上に食べられる側には、食べられる事によって大きな利益があるようです。植物ならタネが広く散布されたり、動植物ともに弱い形質を持った個体が淘汰されることで種の健全性が保たれることもあります。生態系のバランスが崩れると、捕食されて絶滅する種も出ますが、通常はバランスの揺り戻しが働きます。生物多様性が高いほどバランスをとる働き強く、ぶれの振幅を狭め、早く安定するようです。

寒さに強い小さなコスモスに進化するかどうかは、まああまり期待しないとしても、厳しい環境で生き残っているものの中から、新しい変化が固定されることがあるでしょう。恐竜時代には、地中に隠れ住んでいた哺乳類が環境の変化に耐えて、恐竜の絶滅後に繁栄したおかげで、今日の私たちがいます。目先の利益につながる生き物だけを選別して増やすより、何の役に立つのか判らない、どうしてこんなところで生きていられるの、と不思議に思うような生き物がたくさんいる方が、大きな可能性を秘めていると感じます。




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by maystorm-j | 2014-11-17 08:03 | 自然 | Comments(0)


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