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2014年 09月 15日
行くたびに変わる東京
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写真はミズヒキソウとツユクサ。ミズヒキソウは赤や白の小さな丸い点々が長期間、連なっている印象ですが、よく見ると白い花が咲いていることがあります。ふだん見ているのは苞なのでしょう。ツユクサというと、中学生時代に顕微鏡で雄蕊を見た人も多いと思いますが、あれはムラサキツユクサで、初夏の花です。こちらのツユクサはムラサキツユクサが終る頃から、秋まで、次第に面積を広げてはびこりながら咲き続けます。

先週火曜日まで一週間、新宿に通いました。軽井沢からは新幹線。大宮から埼京線で新宿まで。帰りはその逆方向ですが、10時半にデパートの会場に着けば良い行きと違って、帰りは通勤ラッシュ。もう何年も前から、車内で新聞を読む人はほとんどいませんでしたが、数年前までは本を読む人はかなりいました。でも、若い人の多くは寝ているか携帯電話をいじっています。

携帯電話をいじっていた人達は、指をびっくりする様な速さで押していたのですが、今年、車内で見る人達は、スマホの画面上で指を滑らせています。ぎゅう詰めの車内で、隣の人のスマホを覗き込むと、派手なフルカラーの画面でゲームをやっているんですね。以前なら、メールのやりとりで、画面には文字が次々と現れ、覗くと嫌な顔されたものですが、ゲームをやっている人達は周囲の他人の視線などおかまいなしです。メールと違い、孤独な作業をモクモクと続けています。仕事で疲れているだろうに、えらいなあ?? 通学時間帯ではなかったので、もっと若い人達の様子はあまり判りませんでしたが、最近は忙しく携帯のボタンを押してメールやチャットに没入していた「親指姫」はいなくなってしまったのでしょうか。

以前は、スーパーのレジで、これも猛烈な速さで数字を打ち込む女性に、呆然と感心していたものです。長年、手仕事をして来た私ですが、私の指はとてもあんなに働いてはくれません。それも最近はバーコードをピッと読み取る道具にかわられてしまいました。客が自分で商品を読み取り器にかけて、合計金額を自分で現金かカードで支払うレジもありますが、客にとってはかえって時間がかかります。レジの女性と一言挨拶する楽しさもありません。

仕事帰りに誘い合わせて飲みにいく事のない居職ですので、メールはもっぱら仕事場のパソコンを使います。PCのメールはどちらかと言うと手紙の電子版です。携帯のメールは電話の延長で、会話の電子版なのでしょう。世間に公開される発言でも、ブログとツイッターの違いに似ています。フェイスブックはセキュリティー上の不安から使っていませんが、そこに展開される発信者と受信者の関係が、友達同士で「いいね」という同調主義的なのが私には合いません。発言に対してむしろ批判がかえってくる事を望んでいますが、FBは「みんな良い子のお仲間作り」に思えます。

組織で働く人や学校では、とかく同調が求められますので、通勤時間は家との切り替え時間で、一人遊び、ゲームに没入する方が自然かもしれません。相手に自分を合わせる必要もありませんし、他人の評価も気になりません。携帯からスマホの変わっていくことで、都会の人間関係も変わる部分がありそうです。









by maystorm-j | 2014-09-15 06:18 | 暮らし


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