2014年 04月 15日
開くと艶やか・・・春を告げる蝶エルタテハ
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一週間前の事ですが、荻窪「銀花」展の最終日で、車で東京往復。一日作業場を締めたままだったのですが、翌日戸を開くと床に蝶が一頭。蝶の専門家は1頭2頭・・と数えますが、普通の感覚では1匹ですね。じっと翅をたたんでいました。冬眠から醒めたばかりなのでしょう。そっとつかまえて、外の陽が当たるところに出しました。20分ほど、春の光の中で身体を温めていましたが、写真もこれぐらいでいいかなと思う頃に飛び立って行きました。

タテハの仲間はどうも個体差が大きく、季節によっても翅の形や模様が変わります。翅をたたんだ時に、真ん中あたりに小さな白い点がありますが、よく見るとCの字に見えるものと、Lの字に見えるものがあって、それぞれシイタテハとエルタテハという別の種類に分類されています。この写真でははっきりしませんが、開いたときの模様からエルタテハでしょう。蝶本人にとっては何のこっちゃ?という名前ですが、自分で名を名乗れというわけにもいきません。見た目では似通ったものが多いと、時にはこのようなひどくマニアックな命名をされる事があります。

さらに派手な衣装のクジャクチョウとともに、寒冷地でも成虫のまま冬を越し、春の訪れを告げるように現れます。翅をたたんで、落葉の間や木の洞で冬眠していたら、気づかれる事はないだろうと思う見事な保護色。そして、翅を開いた途端にみせる艶やかさ。見事なコントラストです。どうも人間社会では、外面がきらびやかで、中を開くとダーティーというケースが多く見られます。

先月、東京での個展初日、荷物を積んで車で往復したときは、高速の料金が片道2,350円でした。消費税増税直前の物流ラッシュと年度末が重なり、環状8号線はかなりの渋滞。関越道を出てから荻窪まで1時間かかりました。ところが今回は高速料金が片道3,640円だったような気がします。

3%の値上げは覚悟していたのですが、いろいろな割引が削られて50%以上の値上げ。話が違う。3%分だけが福祉に回るなら、残りの値上げ分はどこに行くのだろう。蝶の翅とは逆に、開いてみたら真っ黒け。いつも渋滞の環状8号線も、その日はガラガラ、荻窪まで15分。真夜中以外で、井荻トンネルをノンストップの60?kmで走り抜けたのは初めてです。お出かけも、買いものも、物流もひっそりと息を詰めている感じでした。
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by maystorm-j | 2014-04-15 05:50 | 自然 | Comments(0)


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