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2012年 11月 02日
上を向く民草から自立した主権者へ  Twitter MaystormJournal 8月1日〜10日 まとめ
ツイッターの読み返しがたまってしまい、今回はちょうど3ヶ月前につぶやいたものです。

中心課題は、発言する事と報道してもらう事について。反原連主催の官邸前抗議行動が、マスコミに取り上げてもらうことを念願し、首相会見へと動いていく。既成の媒体に依存し、お上にお願いする意識は、都会だけではなく田舎でも共通します。スポンサーと巨大広告代理店、その背後の政府・財界・アメリカの影響下にあるマスメディアが本当に「正しい報道」をすると期待しているのでしょうか。

上ばかり向いて声を上げている反面、横との会話が少なく、それは近い考えの同士間でも突っ込んだ議論がなく、まして地域の一般の人との会話はありません。連帯を築こうとせず、孤立を怖がり、「祭り」の場でのみワンフレーズを唱え、日頃は口を閉ざしています。孤立した宗教集団になりかけているようです。

しょっちゅう顔を合わせて話が出きるわけではないので、ある市民運動でメーリングリストを提案しましたが、パソコンで発言できない人が多いのに驚きました。マスメディアの偏りを愚痴りながら、自分からネットの情報をとらず、自分の言葉で語る事も出来ないことに疑問を感じていない人が多いのです。「顔を見合わせて生の言葉で」と言うのが、言葉を発しない言い訳にしか聞こえません。驚く事に地方議員を務める人達でさえ、自分のウェブサイトに自分で書き込みができなかったり、サイトもツィッターもないというありさまです。

いつになったら「お上」対「民草」という構図から脱却して、自立した主権者として状況に責任を持ち、発言し関わっていくようになるのでしょうか?


Twitter MaystormJournal 8月1日〜10日 まとめ

8月1日 反原発反TPPを言いながらオリンピックを見る人がいる。ベルリンを引き合いに出すまでもなく、国威発揚の道具。IOCは民営を装うため賄賂・買収やり放題。68年メキシコで、黒人差別に抗議した米陸上金銅の2黒人はIOCから永久追放。表彰台で黒手袋のコブシを挙げ俯く二人を鮮明に憶えている。

ブログMaystorm Journal更新「大きな流れの内部で議論すること・・・地元の若い親達のサイトを通じて」http://maystormj.exblog.jp/16542858/  運動の中で、相違を議論する。必ずしも明快な結論が出なくても、お互いの理解が深まれば、運動を進めて行く上で必ずプラスになる。

8月2日  RT 放射能を考える佐久地区連絡会 ‏@STRKOO
原発の健康被害が大きく現れてくるのが5年後から10年後。国はそれまでに金をかけ(住民を逃がさずに)最大限努力しました、と形を作りたいのではないか?今はまだ健康被害が顕著に現れる時期ではない。現れているのは虫、小さな動物、植物だろう。詳細によく見る必要あり。変化が観測される所は危険

MaystormJournal 寺山光廣 ‏@MaystormJournal
@STRKOO 動植物の変異を調べる事は難しい。自然な状態でも環境や遺伝子の変異により起きて、変異の度合いは連続的。それを定量的に把握するのは困難。目につく変異を取り上げても、その発生率は解らないし原因も不明。巨大化や形態異常は目につくが、逆に弱くなり消えた個体や種は見えにくい。

8月3日 動植物の変異・異常は3.11以前から多く見ている。原因がなくても変異は起きるし、農薬や自然放射線が原因も多いだろう。自然・人為的環境変化により淘汰されて変異が目立つ事も。他の要因を排除した環境で実験調査が必要だが、人体実験は出来ない。因果関係が否定できない場合、行政は予防原則で。

8月4日 ブログMaystorm Journalでご案内http://maystormj.exblog.jp/16562478/  8月7日19:00~信州宮本塾「大阪で今、何が起きているのか」場所は佐久市望月 多津衛民芸館・・・宮本先生を囲んで、勉強会を開催します。四方の連山をのぞむ御牧原の台地上です。早め来てに夕日を。

反原発系活動の連絡会で。代表が毎日発信するツイートを読んでいるようすがない。周囲の人に運動を語ることより、行政にモノを言おうとする。参加者のコミュニケーションをとるためにメーリングリストを提案して愕然。PCを使っていない人が多い。マスコミの嘘、情報格差の時代に活動者がなぜなのだ?

3.11後、生き延びるためにも情報受信の重要性は周知が進む。地方で活動するならインターネット発信受信は不可欠。若い人が無関心と嘆く前に、若い人とコミュニケーション。若い人が時間もなく実名で顔を出しにくい田舎でこそネットで。30年前は電話、20年前FAX、10年前PCが活動に必須。

東京では「マスコミに報道してね」「首相に会わせてね」と願う反原連。地方でも、県庁や市長、地域では町内会長や地区長を変えなければと、上向きの運動。トップダウンの官僚型社会意識が、市民運動の姿勢にも浸透。住民一人一人の言葉を聞き語りかける、横向きの視線・運動こそ市民運動の基本だろう。

放射能に対する周囲の無関心や活動への冷淡さを嘆く声。一方で東京に20万人と数を誇り、国民の7割が原発反対だと数で正当性を主張する。そのあいだのギャップは何なのか?個として自立していない7割の多くは自分の名前で発言や行動出来ない。ネットのつながりとともに、街角や畑で一人と話すこと。

それにしても次々と野田政権はろくでもない事をする。あの頭にいろんな悪事がつまっているとも思えない。首相語録を読んでいると、どこかの広告社が次々詰め込んでいるようだ。同じように各省の官僚達が次々悪だくみをそそのかしているのだろう。ワンフレーズの大漁祭に現を抜かしている場合だろうか?

昨日ある集会で感じた事。長年活動してきた人ほど、行政のトップの意識や首を変えようとする。トップダウンで社会が変わると。50過ぎた役場の部長クラスが、年功序列のぬるま湯、鼻先にぶら下がる退職金・年金を捨てる覚悟で変われると思うのか?役場内ではお互いに牽制し合い、一人変わる事は困難。

地位も収入も高い行政の管理職を変えるのは奥さんや娘さん。奥さんは地域の空気の変化に敏感。嫁いだ娘が「放射能が心配だから孫を実家に連れて行けない」と言えば親父の意識も変わる。地域の問題は地域に入いれ。住民が変わらなければ行政は変わらない。日々自分が変わらなければ住民は変わらない。

8月5日 ブログMaystorm Journal更新「汚染焼却灰を受け入れる民間最終処分場・・・地域で生きる住民と行政 1」http://maystormj.exblog.jp/16569609/  続編「同 2」http://maystormj.exblog.jp/16569661/  字数制限を超えたため2部に。次回は地元の開発と金について考えたい。

地域で活動している人々の連絡会で愕然とした事。PC、インターネットを扱えない人がかなりいる。県会議員、市会議員のレベルですら使えていない。足を運んで直接人と接して会話・情報を得る事と、ネットを通じて多くの情報、発言に触れる事は車の両輪。片目片耳を閉じたまま活動しているのが不思議。

RT 勝川 俊雄 ‏@katukawa
品質がずば抜けていれば、ただ製品を並べるだけで良いだろうけど、そこまで差別化できるものは、ほとんど無いよ。「うちの魚は鮮度が抜群」とみんな言うけど、産地で鮮度が良いのは当たり前。それ以外に「売り」が無いと差別化にならない。

MaystormJournal 寺山光廣 ‏@MaystormJournal
@katukawa「 差別化」という言葉、なんとかなりませんか? 接するたびにウッとなります。

今週から政治の舞台が激動する可能性。それをマスメディアは「国民の生活を無視した混乱」と報じるだろう。ワンフレーズ運動とオリンピックに目を奪われている間に、官僚達とその操り人形の野田内閣は猛烈に国民の生活と権利を破壊し始めている。自身の未来にかかわる政治から目をそらしてはならない

8月6日 官から民へ」のかけ声。民は人民ではなく民間企業、多くは米国の巨大資本だった。政治家は資本の操り人形。「官僚主導から政治主導」と言われ、政治家が勇んで官庁に入り、すっかり洗脳され官僚の操り人形。「維新」がもてはやされ権力奪取の夢。いま一度、自由民権運動に立ちかえらなければと思う。

8月7日 人の集まる所に行くと、主催者側の人々からは立派な立て前と正当性が語られる。一般参加者からは周囲の無理解や状況の怖さが愚痴られる。その乖離の原因を考える議論も、乖離を埋める方法を探る事もなく終る。活動家が一般の生の声を聞かず、一般が自分の言葉で発信しない。ネットの時代なのになぜ?

8月6日 RT 勝川 俊雄 ‏@katukawa
天然の生態系を人為的に撹乱する以上は、最低限の配慮が必要。

MaystormJournal 寺山光廣 ‏@MaystormJournal
@katukawa ドングリ運動なども同様。現場で野生動物保護管理に苦労しているところへ、「都会の善意」がいっときの充足感を求めて割り込む。

IWJ岩上さんの斎藤やすのり議員インタビューhttp://iwj.co.jp/wj/open/archives/25462 … 小泉元首相が提唱し、250万人の反対デモの末に欧州議会で否決されたACTA問題を深く論及。政党を問わず、一年生議員の中には徹底した行動と勉強する人が多数。小選挙区制の中でで生き残れるかなあ。

8月8日 昨日信州宮本塾で感じた事。橋下大阪市長といかに闘う?全体の整合性にこだわらず変幻自在でスピードが速い相手。反動的施策が忽然と現れ、運動に取組んだ頃、相手は既に次のステップへ。運動側の能力とスキルに限界。一般市民の言葉を聞き、自身の言葉を届ける道具と技術。自身がメディアを持つこと。

橋下氏をヒットラーになぞらえる発言。しかし彼の支持構造には強力な軍隊と外部の敵は不要。内部の敵をユダヤ人に固定化したナチスとは違う。支持者達は彼がその都度やり玉に挙げる敵をバッシングしつつ、新しい敵を求める連続ドラマ。自身が敵になる一縷の不安が依存を増長し、叩く側にいたいと漂流。

橋下氏のツイッターは80万人がフォロー。毎日数10通のツイートが届けられる。マスメディアでの強面とは逆に、具体的で丁寧な文章でフォロワーに呼びかける。彼はフォロワーの反応を見ているだろう。昨日の宮本塾では、それを読んだ事のある人はほとんどいなかった。敵を知らずしていかに闘うのか?

8月9日 地方の小さな市民運動の集まりで多くの人が「悪を弾劾し正義を述べ」「悪にすり寄るマスメディアに憤慨し将来を嘆き」「大衆の無関心や同調を批判し自身を正当と」。ならばなぜ今もマスメディアを購読?なぜ自分でメディアを使い情報と言葉を受取り発言しない?マスコミが怖いのは視聴率・購読数低下。

テレビ局にいくら抗議しても報道姿勢を変えないだろう。金を出しているのはスポンサー。彼らが怖れるのは視聴率の低下。購読者数減少。NHKに金を払うのはその報道姿勢を支える行為。「見ない読まない買わない」不買運動こそ消費者最大の武器。余った時間でオルタナティブ・メディアにアクセス。

テレビの怖さは映像による刷り込み。考える時間を与えないスピード。新聞なら途中で疑問点を調べられる。鶏やアヒルのヒナが卵から孵る時、最初に見る動くものを親と刷り込まれる。飼い主について歩き、太らせて食べるとは知らず餌を貰う。映像はカメラの位置と編集で自在に善悪の印象を変えられる。

8月10日 原子力規制委人事案に反対する声が大。確かにひどい顔ぶれだが、原発の存在を前提にして安全に規制をするもの。野党側が別人事案を出すという声も。たとえ小出さんが委員長になったとして、原発全基停止できるのか?法令・基準をクリアしていれば認めざるを得ない。小出さんに原発GOと言わせるのか?

規制すれば原発は安全なのか。人間の想定には限界がある。例え安全に稼働していても、飛行機やミサイルが飛び込むかもしれない。安全優秀な原発は効率よく原爆の材料を生産する。管理不能な放射能ゴミを生み出す。原発やめるなら規制委員会も不要、委員も不要。安全に稼働するためという土俵に乗るな。

規制委員会の背後には経産省などから大勢の官僚が送り込まれる。5人で何が出来る?強力なスタッフ陣を独自に選定できるのか。強制調査権があるのか。まして5人の内分けを賛否公平にしたら官僚の思うがまま。学者はそんなに強くない。冷静に先を読め、その先を想像しろ。政治方針は感情に流されるな。

by maystorm-j | 2012-11-02 08:13 | 社会


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