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2012年 07月 28日
「多数の民意」を正当性の根拠にする事への懸念・・・Twitter M.J. 6月21日〜25日 まとめ
一ヶ月前のツイートを読み返していると、アレッこれで良かったのかなとか、一ヶ月の間に変わってしまったなあとか、気づく事があります。まがりなりにも公開している以上、書いたものは気になって読み返します。一般に公開しない日記は子ども頃、正月から数日〜数週間と、夏休みの宿題ぐらいしか書いていませんし、恥ずかしくて読み返すこともありません。いくら読者が少なくても、自分にとって公開することの意味は大きいと思っています。

6月21日〜25日の間、官邸前の抗議行動は人数が増え、そのパワーを感じるとともに、シングル・イッシューに集約する事に疑問もわいてきました。参加してはいないので、どれだけ把握できているかわかりませんが、IWJで編集なしの中継映像が見られますので、ある程度の事は判ります。その後、このブログに官邸前抗議行動について、私の見方を書きました。


6月29日、官邸前抗議行動について・・・あるツイートをめぐって考える  6月30日 2012年

何かが違う?官邸前抗議行動/紅衛兵を思い返す  7月8日 2012年

東京人のメンタリティー・・官邸前抗議行動に見る  7月21日 2012年  

7月27日は、官邸前行動の主催者が29日に国会包囲行動を提唱しているため、金曜日の行動は行わない発表されていました。他のグループがいくつか名乗りをあげ、また主催者が誰であろうと自分の声を上げたいという市民が、一桁少ない人数ですが集まったようです。有名人や政治家のアピールは山本太郎氏や福島瑞穂氏以外ほとんどなく、様々な活動団体や一般参加者が何ヶ所かで語りかけていました。

様々なアピールを映像で聞いていると、やはり「再稼働反対」のワンフレーズに押し込めることの無理を感じます。同時に、大人数を誇る上昇機運の運動の側に流れる人達の気持ちに疑問を感じます。多様性を排除し、シングル・イッシューに集約する運動は危うい。石原都知事による尖閣諸島購入運動も、小泉郵政選挙も、古くは「一億総火の玉」もその類いではないでしょうか。「多数の民意」を正当性の根拠にかかげるなら、全体の流れを見る力が弱まり、裏に秘められた謀略や挑発を検証できず、「少数者への差別意識」にも抗えなくなりそうです。

Twitter MaystormJournal 6月21日〜25日 まとめ

6月21日
琉球新報6月16日「オスプレイ、安全面で法抵触 民間機なら不可」http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-192675-storytopic-53.htmlヘリコプターはエンジンが停止してもオートローテーション(プロペラの自動回転)で着陸する性能が日米民間機には法的義務。停止時に滑空でしか着陸出来ないオスプレー、市街地では危険。

虫の眼・鳥の眼両方を持とうとよく言われる。細部の小さな変化を見逃さず、同時に全体像・俯瞰図を描く。民主党を離党した平智之議員に岩上安身さんがインタビューhttp://iwj.co.jp/wj/open/archives/20491 自分の眼を再検証するために人の話を聞く。40年先の年金よりベーシックインカムの一言。

6月22日
税金を上げる傍ら軽減措置や救済措置。貧困をつくる傍ら福祉や保護。この仕組みでは官僚役人・末端公務員が増え、権限が果てしなく強化されて行く。ベーシック・インカム(BI)を絵空事とせず、現在のシステムに要する費用・人件費・効果に対する所得税の累進税率アップとBIの収支を比較検討すべき

子供手当は民主党の腰砕けと自民党の反対でつぶされた。しかし何よりも一般国民を装うマスコミの「金持ちにまでなぜ?」というキャンペーンが強かった。以前のように所得税等の累進税率を上げれば、金持ちからは3分の2を回収出来る。国民は国民である事で生きる権利を保障される具体的な措置に共感。

どれだけの困窮者が役所の窓口で追い返され死んで行ったのだろうか。困窮度、貧困度を他人に説明するだけでもつらい。それを査定され選別される。公平にとすれば、ふだんの生活も監視下に置かれる。何が大切で、何がなくても我慢出来るか、一人一人違う。生きられる保障が個性を生み出し社会力を生む。

数年前に車で川に転落カメラをダメにした。そろそろ欲しいと選考中に「問われる表現の自由~ニコンサロン写真展中止事件」http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1382 経営者の言動からキャノンの選択はない。歴史捏造問題と社会の自主規制、ネットで表現を圧迫する力。後者は逆の立場からも考える必要。

http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5首相官邸前抗議行動実況中継。官邸から延々と続く人並み。野田は読み間違えたのではないか。再稼働を決定すればしぼむと。野田には味方がいない。政権内はあわよくば取って代わりたい面々。自民党も政権に戻りたいだけ。官僚にとって操り人形はどれでもいい。

http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5 官邸から延々と抗議の人並み。これが銀座・新宿・渋谷へとつながる事があるだろうか。日が長い季節、仕事帰りに集まれる。大阪でも名古屋でも、地方の隅々まで人が出てきた時に何か変わるのだろう。地方にこそ集まって言葉を発し意思を表示する場所が必要だ。

野田政権自体は、鳩山・菅に較べて強い理由はなさそうだ。党内の支持基盤はガタガタ。官僚もアメリカも、操れればどんな人形でもいい。御用学者はいくらでも変節する。財界は儲かればいい。本当の味方はいない。王様は裸かもしれない。原発を停めること、放射能から子供を守ることに集中しよう。

6月23日
朝おきてパソコン開いたら、まだ昨日の抗議活動が続いている・・と思ったら再放送だ@iwakamiyasumi @nuu919 はーい。 RT @nuu919: @iwakamiyasumi いわかみさーん、そろそろ寝ましょ~。私も寝まーす。( _ _ ).。o○

高校時代に部活でナトリウム(Na)を扱った。石油から塊を取り出し少量をナイフで切り取り,空中で燃やしたりかけらを水に入れて爆発させた。なんと自由な学校だった事か、今なら教師の首が飛ぶ。おかげで食塩の素材とは別の、金属Naの性質を理解した。Naを水の替わりに冷却剤とする文殊の危険。

もんじゅ(高速増殖炉)は冷却剤としてナトリウムを大量に使用。Naは空気中で火をつけなくても燃える。水をかければ爆発する。事故時に打つ手が限られる。そしてもんじゅは原爆の優秀な材料になる高純度プルトニウムを生み出す。原子力基本法に「我が国の安全保障に資する」と改正条項。原爆への道。

国はもんじゅの運転をあきらめず、修復作業に取りかかる。原子力基本法に新しく、「我が国の安全保障に資する」という改正が入った。原発事故を見れば、原発の存在そのものが「安全保障に反する」ことは明らか。原発の秘めたる目的「原爆保持」が次第にあからさまになる。隣国の韓国では懸念を報道。

昨日の官邸前行動の映像を見直し、主催者側の「シングル・イッシュー」で集まる事の強さを確認。立場や主義の小異を越えて「反原発」の大同に結集する事は効果的だ。だが頭の片隅で、戦前から公安警察が多くの運動に人を潜らせ一つの先鋭的方向だけに向わせて叩いた手法を忘れまい。戦後CIAも同様。

シングル・イッシュー(政治的論点を一つに絞る)を効果的に使った小泉首相の危険を忘れまい。反原発の一点に絞れば集まりやすく盛り上がる。声を出しドラムが鳴りカラフルな表現。一方であまりにも正しい統一論点の前で、自己検証も運動内外の議論も減る。多様性の中で時間をかける根気が民主主義に。

RT 放射能を考える佐久地区連絡会 ‏@STRKOO
原子炉立地審査指針 中部電力、大地震、津波を想定し、防潮堤を作った段階で、原子炉そのものが違法となる。そのような想定を しなければいけないところに、原発は作ってはいけない。

RT 放射能を考える佐久地区連絡会 ‏@STRKOO
原子炉立地審査指針 原則的立地条件 (1)大きな事故の誘因となるような事象が過去においてなかったことはもちろ んであるが、将来においてもあるとは考えられないこと。また、災害を拡大す るような事象も少ないこと。

自由競争市場のない電力業界のお客様(は神様です)は選択権のない消費者ではなく決定権を持つ国家=官僚なのでしょう。1000億円の防潮堤建設費を支払うのは消費者=国民ですが、防潮堤で再稼働を決定するのは国家=官僚。この構造をひっくり返えそう@kidseearth中電への申し入れ・・・

次々と繰り出される反動に気をとられている内に、原子力基本法改正で「安全保障に資する」と。平和利用の仮面もかなぐり捨てる。野田政権がというよりアメリカに操られる官僚の総力戦ではないのか。石原や橋下等はハーメルンの笛吹き男。当時背後にあったのはローマ教会と各地の王。十字軍遠征への道。

6月24日
武田邦彦氏ブログ「時事寸評:原爆を始める日本・・・民主党・自民党の隠蔽」http://takedanet.com/2012/06/post_1b47.html 政界は消費税で騒ぎ、反原発は再稼働阻止行動に集中。その間に原爆保有へのあらわな策動。大飯原発再稼働阻止のシングル・イッシューにのみ運動を集約させる事は危険ではないか

6月25日
ブログMaystorm Journal更新「森(緑)の防潮堤について/強度の検証と郷土の設計図が見えない」http://maystormj.exblog.jp/16132898/ 「一石二鳥を狙う森の防潮堤計画、その問題点」「防潮堤の高さと体積、瓦礫の量」「被災地では土が不足」「郷土の設計図が見えない」をテーマに

9時からラジオで国会中継。薄ら笑いと拍手の馴れ合い質疑。気持ち悪い大政翼賛政治。途中で歯医者に行って帰って来ても続いている。その間に日本中では10人の人が自殺している計算。増税でさらに増えるだろう。痛みを感じない人達。

by maystorm-j | 2012-07-28 06:14 | Twitter M.Journal


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