人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2014年 04月 17日
コブシの花芽はほころび始める /「信濃のかたりべ」新酒発表会
コブシの花芽はほころび始める /「信濃のかたりべ」新酒発表会_d0164519_5251681.jpg

大雪の後、いつまで続くのかと思われた冬も、さすがに去った感じがします。仕事場の向いに並ぶコブシとオオヤマザクラの花芽の様子です。サクラの方はまで硬く閉じていますが、コブシの花芽はほころび始め、先の方に白い花びらが顔を出しています。

蕾がほころぶという表現は、綿毛に包まれたコブシの花芽にこそふさわしいのではないでしょうか。いかにも衣がほころび、それを脱ぎ捨てて、下から純白の下着? いえいえ、新社員・新入生のまたらしいワイシャツ姿ですね。季節感溢れる風景です。

下界の方々が花見の宴を楽しまれたのは、もう2週間以上前でしょう。その光景をテレビで見せつけられる高冷地軽井沢の花見好きは、週末になるといそいそと下界に下りて行きます。群馬県側ですと、隣町の安中・横川あたりは、標高差が700mぐらいありますので、3週間は早く開花します。その後、長野市、上田市、小諸・佐久と順番にめぐって、いざ地元軽井沢で咲く頃には、花見酒にすっかり飽きてしまっている人もいます。5月の連休に満開ということが多く、いそがしさと、観光客の目があって、花の下で大宴会という光景は見られません。

花見好き、お酒好きの方には最高のお知らせ、佐久市茂田井宿で新酒の発表会があります。「信濃のかたりべ」という酒、私には好みの味で、贈答用にもよく使っています。ベタ甘い酒は論外ですが、淡麗辛口と呼ばれるタイプの、このあたりでは新潟の酒でしょうか、私には水っぽく感じられます。しっかりした味わいのある芳醇なタイプが好みです。

この新酒発表会、なかなか盛りだくさんのお楽しみ企画ですが、静かに飲みながら信濃路の風景を楽しみたい方にも、古くからの街並を残す茂田井宿はお薦めです。ほろ酔い加減で散策すると、桃源郷にタイムスリップした夢を見ることでしょう。
コブシの花芽はほころび始める /「信濃のかたりべ」新酒発表会_d0164519_558751.jpg


by maystorm-j | 2014-04-17 06:00 | 自然


<< 「野次馬がゆく」 前半  軽井...      軽井沢に、二つの歴史愛好家の集まり >>